子供の成績は 母親の学力より性格と関係あり!子の成績を伸ばす親は?
よく、子供の学力は母親の教育と関係する!なんて話を聞く。
私の住む地域は、良い大学に行ったお子さんが多いのだけれど、別に特に皆、母親の学力が高い訳でも無い。普通のママさんたち。そして塾代に高額な費用をかけている訳でも無いと感じる。
じゃ、母親のどこが子供の学力と関係あるの?って思うんだけれど、皆を見ていて共通する事があった。
「なんか のんびりしていること」
母親にも色々なタイプがいる
いつも元気いっぱいパワフルな人
教育熱心な人
怒りっぽいタイプの人
おっとりとした人
などなど。学校の保護者会なんかに行くと、色んな人がいるなぁ~と思うもの。
元気いっぱいの声の大きい母のお子さん等は、クラスでも目立つし、リーダーシップもあるし、人気があったりする。
そして勉強も出来たりする。羨ましいなぁ~と思ったことも多々あった。
けれど、おだやかなお母さんのお子さんも、学力の高い子供が多い事にも気付く。そうしたらこんな記事を見つけた。
伸びる子・成績の良い子の家庭や母親の特徴
日経DUAL編集部による隂山英男先生へのインタビュー記事より引用
これまで色々なお子さんを見てきましたが、本当に伸びる子のお母さんって、ほがらかで、おっとりしていますね。せかせかしていません。
逆に、必死になっているお母さんは、しかめっ面で、どうしてもイライラしてしまう。
例えば、朝4時に起きてすべての条件を整えて、子どもと旦那を送り出して・・・と必死になっていると「私がこれだけやっているのに、子どもはどうよ、旦那はどうよ、学校は・・・・・・」という気持ちになって、家族や学校とのトラブルも起きやすくなります。
子どもの成長にとっては、単に親が一生懸命で、教育熱心であれば良い、ということにはならないのです。
「私がこれだけやっているのに・・」のくだりなんか、私にとって耳の痛い話だけどね・・・(^_^;)それから、こんなことも書いてあった。
人間の集中力のもとは、幸福感や安心感なんです。お母さん自身が笑顔で幸せそうにしていると、子どもは安心して、落ち着いた精神状態で物事に取り組めます。するとしっかりと集中して、力を発揮しやすくなるのです。
なるほどなるほど。
やっぱり 先日も書いたけれど、リラックスしていることが何より力を発揮するんだと思う。
やりたくない事を親に強制されてやらされたところで、良い成果なんか出せる筈もなくて、のんびりと見守られている中で、好きな事を思いきりさせた方が、例えどんなに回り道になったとしても、結果を残すというのは、正しいんだろう。
我が子の体験談 受験うつからの復活
うちの下の子は、大学受験期に、ものすご~く生徒を管理下において、強制的に勉強させる所に入塾してしまった.
そうしたらあの時、あっという間に半年で「受験うつ」になってしまった。
受験うつの最中に受験をして、結果、第一希望の学校には入れなかったわけだけれど。不幸中の幸いだったのは、その塾を選んだのも、子供本人だったこと。
なので、自分で選んだ道ゆえ、子供自身が、受験うつになった事をも後悔はしていない。あの時期があったからこそ、気付いたこともあると言う。
親としては、何ともったいない時間を過ごしたことか・・って思ったのは正直な所ではあるけれど、とにかく親子ともども、焦ったらおしまいと思った。
当時、受験直前期でありながら、毎日子供は一日中散歩していたし・・(・_・;)
皆がセンター試験受けている日には、友達とボーリングに出かけていった。
今思えば、その塾を親の私が選んでいなくて良かった。そして、焦って無理矢理、体調の悪い中で塾に行かせなくて良かった。
散歩させずに、遊びに出かけさせずに、「受験勉強したら・・?」なんて言葉を投げかけていたらと思うとぞっとする。
きっと、もっと受験うつを、こじらせていたに違いない。
子供が自分で塾を選んでいたからこそ、何が起きても結果、本人も納得して過ごしているし、第一希望群の学校に行けなくても、落ち込んでは居ない。
何事も自然体でいるのが一番、良い結果を生むんじゃないだろか。受験うつの真っ最中に、立教に受かったんだから、それで十分だと思う。
子供の成績を伸ばすために親が出来る事
うつ状態になると、普通、結構何年も長引くものだけれど、大学に入学後には、あっという間に体調を回復することもできた。
大学院にも通いたいと言って居て、院でもっと上の大学へ行き、挽回しよう!って前向きでいてくれている。
何事も、無理なく、本人の希望に任せて行動させれば、後悔せず、前に進む力を持ち続けることが出来るし、結果、神様も味方してくれるんじゃないかと思う。
勉強でも何でも、親が押し付けたところで道は開けないんだろう。
子供が例え上手く行かなくても、親が出来ることは、見守ってあげる事、そして隂山先生の記事の中にも出てきているように「笑顔でいる事」だけなんだろうな。