子供に「自信の付け方」を教える方法!思い込みの心理学から考える 

子供の自信の付け方

素直な子供目線で発せられた言葉に「子供が成功する・幸せになる方法」が隠されていた事に気付いた。
 

「完熟フレッシュ」という親子漫才コンビが人気のよう。42歳のお父さんと12歳の女の子の掛け合いは、面白い親子喧嘩のようでもあり、じゃれ合いでもあり・・。見ていると、根底には微笑ましさがあった。
 

で、完熟フレッシュの二人がインタビューを受けていたんだけど、その時の12歳の娘さんの言葉が心理学的に、とっても的をついていたと思う。
 

完熟フレッシュさんの言葉から分かった事

二人は父子家庭のため、お父さんはいつもは、サラリーマンをしているそう。
 

離婚する前の奥さんは相方だったそうで。でも芸人の夢を忘れられずに、他人を巻き込むのは悪いからと、娘を相方に選んだという(笑)
 

ネタの中で娘さんが言う。
 

「有休を取ってお笑い芸人の仕事するなんて!」
「それに娘を巻き込むなんて!」
「本当に娘の幸せを思って居たら芸人にさせないはず!」
「これは虐待です!」
「だれかお客さんの中に児童相談所の方いませんか~?」
 

いや・・なかなか娘さんのキレが良くて。娘さん、役者としても、バラエティタレントとしても芸人としても、何でもこなせそう。
 

きっと地頭のいい子だ。
 

完熟フレッシュは、今迄フリーでやっていたのだけれど、今は、お父さんより娘さんの才能が認められて、なんとワタナベエンターテイメントに所属したらしい。
 

親子漫才って、それも子供さんは12歳って、今迄無かった発想のコンビよね。
 

思い込みの心理学

で、本題に戻るけど、某インタビューで娘さんが答えた言葉が、教育上、印象深かった。
 

インタビュアー:「ネタはお父さんが書いていると思うんだけど、本当はどう思ってるの?」
 

娘さん:「最初はネタだと思って暗記しているんだけど、繰り返して声に出して居るうちに、本当に思えてきた(笑)」
 

そう!それって成功哲学としても使えるんだよね。
 

子供さんに自信の付け方を教える方法

人は、頭の中で繰り返したり、何度も言葉に出したりしているうちに、それを信じてしまう、そうかもしれないと思ってしまう。というのは心理学上、本当の話だ。
 

だから「思い込み」ってもんが生まれるわけで。何が真実かを決めるのは、自分であって、実はそれが真実とは違う事がある。
 

こうなりたい・・こうしたい・・と思って居ると、それに向かって脳は、各種情報を拾い集める性質がある。
 

するとそれに関連しそうな現実が、次から次へと見え始め、気付き始める。それを結びつけることで、結果、自分の希望通りの結果を作りだしたり、考え方を強固にさせたりすることを可能にしてしまう。
 

「思い込み」が生まれる現象だ。
 

これがね。良い思い込みならいいけど、悪い思い込みを作ってしまったら・・まずいよね。いずれにしても、脳はそういう性質を持って居る。
 

自分の考えは現実になる=「自己達成予言」。脳が目標を定めるとそれに向かって進む=「サーボメカニズム」の働きもそうだ。
 

効かないニセ薬でも、「効く」と信じ込むと、病気が治ってしまう=フラシーボ効果も脳の仕業だ。
 

脳は、意外とあっさり騙される。
 

言葉は未来を作る

だから子供が発する言葉、は選ばせる方がいい。少しでも「良い言葉」を選ぶ習慣を付けさせると、脳は幸せを感じるようになる。
 

そして情報を集め始める事で、希望するゴールへ向かう力を持てるし、発揮し始めることが出来る。要は発する言葉で、集まる情報が変わってくるということだ。
 

ダイエットで「痩せられないよね」と思って居れば、痩せられないで困って居る人の話ばかりが目に付いて、ほ~ら無理だよ!と思うようになる。結果、痩せない。
 

「どうやったら痩せられるかな?と思って居れば、痩せた人の方法に目が向くようになる。痩せることを信じられるし、行動できるから、結果、痩せる。
 

だから発する言葉には気を付けたい。
 

例えば、疲れて寝ているのなら「疲れた」より「充電中」。納得がいかない時・やりたくない事をする時などは、「~じゃなきゃダメ」より「~した方がBest」
 

思うように行かなかったときは、「自分はダメだ」より「これがバネになる」。やりたいことがある時は、「これは出来ない」より「どうしたら出来るのか?」
 

などなど。元気が出たり、自分を慰めたり、自分を励ましたり、目標を探す質問をしたりなど。そんな言葉を使う習慣って大事だと思う。
 

結果、同じ現象に見舞われても、使う言葉によって結果や未来が変わってくる。成功する人は、質問や言葉が違うと言われているから、じゅ~ぶん、言葉には気を付けたい。
 

そして、子供に良い言葉を使う習慣を付けさせるためにも、まずは親として子供に投げかける言葉を選んだほうがいい。
 

他人に心を傷つけられた時

とはいえ、意外と他人から投げかけられる言葉も、どうしても影響をしてしまう事もある。他人に何か言われて精神的にやられてしまう事も、人生もちろん沢山あると思う。
 

でもそんな時も、自分を否定する必要はないと思う。大丈夫。自分が言葉を使い間違えなければ、思ったよりも早く復帰できる。
 

うちの子も、受験時代、塾の方針が合わなくて、受験直前に、受験うつになった。
 

正直、本人も親も「最悪だ」と思いたかった。でも「最悪」なんて言葉を使ったら、こりゃ親子ともども、階段を転げ落ちると思った。
 

だから「今、ここで受験うつになって良かったんだ」。「大学に入ってからや就職後に鬱になったら、休みを取る必要があるけど受験中だから、いくらでも休める。ラッキーだ」って考えた。
 

結果、私立に入学できた。
 

本当は国立志望だったけれど、最終的にそんな事は関係なくなった。鬱の中、合格できたことが結果オーライだ。
 

今は元気にバイトにさえ通って居る。
 

悪く考える事なんていくらでも出来る。でも今の結果で十分満足。それでいい。
 

子供に自信を付けさせる方法 まとめ

人生で失敗しないなんて事は無い。どんなに頑張ったって、色んな災難はもちろん降りかかるよ。でもそれは失敗なんじゃなくて、全部経験なだけだ。
 

どんな事が起きても自分を助けられるのは、自分が発する言葉。言葉は、自分の未来を作ってしまうから、慎重に選びながら使うことを子供に教えたい。きっと子供の幸せは増える(幸せに気付ける)。
 

それが子供が「自信を付ける方法」。その子にとっての成功をもたらす方法になるんだと思う。
 

人から見た成功や幸せは無意味。自分が自分を認めてあげることが、持てる限りの幸せと成功を作っていく。
 

心理学では、成功している人は、幸福度が高いと言われている。成功するから幸福度が高いんでは無くて、幸福度が高いから成功するんだよね。きっと。
 

自分を否定しない習慣=自信を付ける習慣の言葉を持つことで、目標に向かって進むサーボメカニズムを発揮させよう。

 

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