子供の成績を上げたいとき、親としてかけたい言葉は「期待の言葉」でもなく、「励ましの言葉」でもなく「指導の言葉」でもなく、
ただただ「信じてあげる言葉」だと思う。
できるよ!大丈夫だよ!
親が信じて疑わなければ、それは子供にも通じる。通じるって言うか、子供もそれを信じるようになる。
成績が上がる言葉を子供に投げかける
親が投げかけた言葉って、ものすご~く子供の脳の奥深くに入り込むもんで。例えば親が「それは難しいんじゃない?」なんて言ってしまうと、
子供が例え「そんなことないもん!出来るもん!」って言ったとしても、何故か子供の脳には「難しいのかも?」「出来ないのかも」という思いが刷り込まれていく。
潜在意識っていうのは、脳の無意識の部分だから、本人は感じていなくても、その後の言動を左右してしまう。
例えば、世の中のCMだって、この視聴者の潜在意識に刷り込む手法が使われている。
最近では、問題になった仮想通貨のコイン〇ック。あのCMの言葉もそうだと思う。
出川哲郎さんが繰り返す「兄さん!なんでビットコインはコイン〇ックなんだよ!」
要は、CMで中身をつたることを目的として居るのではなく、「ビットコインはコイン〇ック」というワードを視聴者の潜在意識に刷り込んで居るんだよね。
何度も聞かされると、人は「なんかよ~わからんけどビットコインはコイン〇ック」っとなるのが脳の性質。
いやこれね、聞いてる人の理解力が無い訳では無いんだよ。人が投げかける言葉って、覚えているとか、覚えていないとか、納得してるとか、納得してないかとか、そういう次元じゃなくて、
どんなに頭の良い人であっても、潜在意識に入った言葉には逆らえない所があるらしい。
意外と脳は簡単に騙されやすい。
だから子供の成績を上げる方法としては、絶対に「お前は馬鹿だね」なんて言っちゃならない。
頭も叩いちゃならない。
そんな事言ったら、勿体ない。本当に 子供が馬鹿になっちゃう。
ましてや、人は記憶を行動と結びつけるものだから、頭を叩いてバカバカ言ったら、もうそれは子供の脳に「俺はバカ!」という強固な記憶として脳の奥深くに刻まれていく。
成績なんて当然悪くなっちゃう。
ほんと、潜在意識に入り込む「言葉かけ」は怖い。気を付けなきゃならない。
だから、子供に言うなら、「今回は失敗したけど、次回は大丈夫!」もっと改善して言うなら「今回の件は次につながる素敵なステップ!」
失敗なんて言葉さえ、避けておいた方がいい。失敗という言葉を聞くと、失敗をイメージするから。
例えばね、「パンダの事を思い出さないでください」って言われたら、思いださないようにする前に、パンダの事を思いだしちゃうでしょ(;^ω^)
それじゃダメなんだよね。
思いださないようにするならば、その言葉自体を使っちゃいけない訳で。
言葉から子供は力を貰えるし、力ややる気や自信を奪う言葉を周りが発する必要はない。
別に、めちゃくちゃ可愛がって、親バカになるんじゃなくてね、冷静に、心から子供を信じて、良い言葉を発し続ければ、子供は素直にチャレンジしながら生きていく。
とにかく親が子供の脳に入れる言葉は、良い言葉を使うべきなんだ。
潜在意識に届く 言葉かけ
大人だってそうだと思うよ。
本当にバカな小さな例だけど、例えば、この間私が行った美容院で美容師さんが言った。
「この位のくせ毛なら、アイロンとかでキレイにスタイリングできますよ」
でも中には「くせが強いからね~。スタイリング、難しいですよね~」そんな同情をしてくれる美容師さんもいる。
とはいえ、先の美容師さんの言葉の方が、もちろん一生懸命私がスタイリングしてみようと思うのは当然。
スタイリングが難しいって言われてしまったら、難しいよね~私にはムリだよね~ってなるもの。
そんなもんだよね。投げかける小さな言葉次第で、大人だってその後の行動は変わってくる。
だから、寄り添う同情の言葉よりも、大丈夫という太鼓判を貰える言葉の方が人は動く。やってみようという意気込みが生まれる。
使う言葉は子供に対する 親としての責任
だから、例えば塾などを選ぶ時にも、この辺の成功哲学や心理学を知っている塾長が居る塾を選んだほうがいいと思う。
最近は受験や勉強に心理学を取りいれている所も多いよ。
心理学は、無意識に成功を助けてくれる。だから子供の成績を上げる事に関して、親として自分の使う言葉を選びながら発することは、親の責任でもある。そして子供の成績に関わる塾選びにおいても、大きな責任がある。
塾を選ぶ時にも、月謝が安いから。長い時間預かってくれるから。などなど、そういう親サイドの利便性ではなくて、
子供への言動が子供の成績に左右することを知って居る塾を選ぶと、子供の成績は伸びやすいと思う。