学資保険は必要なのか?不要なのか?
不要・必要と色々な意見があるけれど。
子供が大学生になるまで、そして大学を卒業するまでに、どんな可能性があって、どんな事が起こるのか?二人の子が大学生になった今だから分かること 思うことをまとめてます。
学資保険は、あくまでも我が家の場合だけれど加入しなかった。
それでも子ども二人は大学へ行った。
奨学金は、上の子の大学入学時には、念のために貰い始めたけれど、在学中に全額返金。今、奨学金の借りは無い。
実は 奨学金は、在学中に全額返済すると利子も付かない。なのでいざと言うときの為に奨学金は借りておき、卒業前に返せば、一切リスクがない → もしもの時の保険加入と同じになるのだ。そういう形で借りた。
下の子は最初から奨学金の手続きをしていない。
我が家はフツーのサラリーマン家庭だけれど、それでも大学へ二人とも行き、十分な教育もしてこれた。
学資保険に入ってる割合(加入率)は?
学資保険の加入率は?
調べてみると学資保険の加入率は30%と書いてあったり60%と書いてあったりと様々。そりゃそうかもしれない。
だって学資保険に関しては、加入するのは子供が居る家のみ。何歳で子を産むかは人それぞれ。親の年齢が同じでも子供の年齢はそれぞれ。
だから親の年代層別に加入率を調べたアンケートも見たことあるけれど、それじゃ正しい%は出ないよね。
巷の学資保険加入率というのは、「調べる対象の設定の仕方」によって、いくらでもアンケート主催者の思うような結果が出せる。数字は大きく変わってしまう。アンケート主催者が思う結果が出せるように操作されてしまうんだ。
結局「何歳の子供のいる家庭における学資保険の加入率は?」「親の収入別に見た学資保険の加入率は?」「子供が一人目の加入率は?」なんていう様々な面からの加入率を調べないと、本当の加入率は見えてこない。
学資保険 私の周りはみんな入っていた
実際のところ、私の周りでは、子供が幼いころに「学資保険加入した?」なんて話は出たけど、その頃は「加入した」が多かった気がする。
でも、ある程度 子供が大きくなってくると、学資保険に加入する時期を逸する。そして加入に関する話は親の間で出てこなくなる。皆が学資保険を利用していたのかは、どうなんだろうねぇ~。あまり良く分からない。
その上、幼いころに加入していた家庭が、その後も加入し続けていたのかどうか?も分からないし、そんな統計はなさそうだ。
ただ、子供が生まれたばかりの頃、やけにどこに行っても「学資保険加入しませんか?」という勧誘を受けた事は覚えている。
学資保険のメリットは? 必要か不要か?
あくまでも我が家の場合だけれど、一家の大黒柱に何かあったら・・という心配に関しては、子供が小さいうちは、生命保険で、なるべく高額な死亡保障を付けておいた。
そして子供の「医療保障付きの学資保険」は考えなかった。
医療付きの学資保険は、あくまでも保険。当時の保険は返戻率が100%切ってしまった。となると、学費を貯めるという理由では意味が無いから。
余談:子供の医療費について
子供の医療費の話が出たので、ちょっと横道にそれるけど、子供の医療保障については、我が子二人は、医者通いの多い子だったよ。
心臓の定期検診も二人とも受けているけれど、それでも医療保険金が降りるような支払いはなかった。
小学生~中学生までは、市の医療制度で医療費は無料。大学時代は、月に一つの医療機関で2000円を超えると、大学の保険で医療費がおりた。
結果、医療費に関しては、毎月結構な額がかかる家だったとはいえ、国民健康保険や、市の補助で何も困ることは無かった。
学資保険の返戻率について
ただ、今の時代は、学資保険の中には、満期に支払った保険料より多く戻ってきますよ!と言うタイプのものもある。それは、いいなぁ~と思う。
それに、少子高齢化になればなるほど、学資保険の競争も激しくなるのは目に見えてる。保険は年々進化している。だから私たちにとって良い保険が 時代と共に増えてくると。
だから、学資保険に加入するかどうか?は、先人の意見も、現在の周りの人の意見も参考にならないと思う。今の学資保険がどんなものが発売されているか?自分で情報は取りに行くのが大切だと思う。
知っておくべきは育児と教育に関わるお金の流れだ。人が生きていくためにかかるお金は 時代が移り変わっても不変であるから。(だからここで つべこべ書いている)
なんていったって、子供が大学に行くのは、生まれてから18年後。そんな先の未来、世の中は変わっているに決まってるもの。大学が全部オンライン授業になる可能性だってある。
(※追記:2020年コロナで 急にそんな時代がやってきた)
その時は、学費はは安いかもしれないし、他のシステムが出て高額になっているかもしれないし。どんな未来が来るかは分からない。
学資保険は、数年前の保険と、今の保険でさえ、状況は異なる。だから、学資保険の必要論・不要論に振りまわされるわけにはいかない。時代についていくしかない。この記事でも無責任な事は言えない。だから言えるのは、「色んな意見に惑わされないで、保険の情報を取りに行く方がいいよ」ということ。
隣のお子さんがお得に学費を貯めてもらって、塾にバンバン行き成績優秀になり、自分家の子が学費貧乏のために塾に行けずにいたら。。それは学力の差では無く、親の財力の差になってしまう。
実際、そういうこと起こりがちな時代。それは痛切に感じた私の子育てだった。悔しいけれど、どれだけお金をかけたかで子供の学力が変わる時代だから。
財力で有名大学に入学させた家の例
子供さんが学力がないから行ける高校がない。。という家があった。でもお金は持って居る家だった。結局、高校3年間を海外に留学させていた。中学時代、どんなに学力不足であったにしても、帰国後は、帰国子女になった。
ドロンパ変身!(;^_^A
ほかにも、英語配点の高い有名私立大学への入学を狙って、高校入学後1年間だけ海外留学をさせた家もあった。中学時代は万引きしていたような子だったのに・・。
自分の学力よりも何ランクも低い高校にわざと入学させた家もあった。その高い学力で、その高校に行ったら、同級生をバカにしてしまうんでないの?と思うほどの高校に進学していた。
その理由は学年で1位をキープし、高校で大学の推薦枠を取る予定と言って居た。高校時代は、高額な授業料をかけて、某ゼミナールに通って居た。良い大学に入るため、高校選びから計算高いことをする家もあるもんだなと思った。だいたい同じ高校の生徒を入学前からバカにしてると思った。
そういう「お金を使って、かけひきをする家庭の子」に対し「高校無償化で良かった~」なんて言って居る我が家の子は戦っていかなきゃならなかった。
最近でも某医大の裏口入学事件が表沙汰になったでしょ。私立大学なんて、どんな人に定員を埋められちゃうかなんて、ほんと分からないよ。
一般庶民は、空いた穴(狭き門)を必死に真面目に取りに行くことになる。だから、お金がある家よりも、「学力を付ける為の学費」(←本来は当然の教育費だけど)が必要になることがある。なんか悔しいけどね。某医大だけの問題じゃないと思うよ。
お得な学資保険はどこにある?
話は戻るけど、学資保険。
どんな保険が新たに発売されているかは、誰も教えてくれない。その上、ほんとうにお得な保険ほど、保険やさんは隠していることもある。
某生命会社の「とある保険」は、保険会社の家族は加入出来ないんだって。それって、おかしいでしょ。お得な保険は従業員には加入させないってことは、加入を続けられたら保険会社としては割に合わないってこと。
もしかしたら今現在の加入者は、後ほど「保険の転換」っていうのをさせられて、結局高額な保険料を支払う事になるんじゃないかと、私は勘ぐってる。
※保険の転換とは?:
現在の保険が下取りされて、さらに高額な保険商品に加入させられること。見た目は保険料が下がったように見える「保険の罠」。
結局、どうであれ、良い保険もあったりする。それに上手に入ればお得になる。それをする為には、なんでもそうだけど、良い情報を知ってるか、知らないか、お得な情報を持ってるか?で、勝負が決まる。
私が以前、家族の医療保険に関して保険相談に行ったときにはね、率の良い保険を見つけたんだけどね。その時には、加入対象年齢外になっていたんだ。そりゃ悔しかった・・。
あと1年早ければ、対象だったと知った時、つくづく情報収集の大切さを感じたよ。その保険、最近はCMでやってるよ。「使わなかった保険料が全額戻ってくる」って保険。あれ、わたし、入り損ねた保険。加入できなかったから詳しい事は分からないけれどね。検討はしてみたかった。
学資保険はいらない?不要?
ネットの世界にも、学資保険は必要って意見も要らないって意見もあったりするけれど、結局それは、そのお家それぞれ。一概には絶対に言えない。人の意見は聞いても参考にはならない。
時々、子供が想像以上に勉強が出来る子になってしまって、「その才能を潰すわけにはいかない」と、一生懸命お金を捻出する必要が出てくるご家庭もある。(とっても羨ましい限りだけど!)
また、浪人することになれば、予備校代も余分にかかる(かかった)。
理系(4年で700万位)と文系(4年で400万位)の違いだって大きい。通う学校、学部によっても学費は違う。
寮に入ったり、一人暮らしを始めたりすれば、自宅通いよりも、年間何百万も高くなる。自宅通いだったとしても、遠い学校に通う事になれば、交通費は高くつく。
結局、子供の学校関連費って、おおよその計算が出来たとしてもだよ。実際の教育費がどの位かかるかなんて、その子それぞれの好みや考え方、成績によるから、教育費も千差万別になってくるんだ。
音大とか芸大なんかに入りたいとなったら、学費はまた、ものすごく巨額になる。先の様に、親が気付いた時、もの凄い頭の良い子だったら医者になりたいというかもしれない。
理系と文系で違うだけでなく、理系の大学院まで行ったら・・なんて考えたら、学費の計算って1千万単位で異なっていく可能性がある訳で。
最終的に学資保険に加入するかどうかは、自分の家の貯蓄はどの位あるのか、そして、先に話したように、お得な学資保険を見つける事ができるか?できないか?でも変わってくる。
だから当然、学資保険に加入するべきかどうかは、よそのお宅の意見は参考にならない。ネットの情報だって、色々書いてあるけどね、参考にならないと思うよ。
あんたのブログもそうでしょ!って言われたら、そうです。だからこの記事は、それぞれのお宅で結論を出した方がいいよ!って自分で考えたほうがいいよ!って言ってます。
よそのお宅の意見を聞くより、後悔しないように、積極的に、色々な所に相談に行って、「我が家の場合は・・」というのを決めるのが安全だと思うから。
学資保険を選ぶときに気を付けること
ただひとつ気を付けたいのは、「この学資保険は入った方がいいですよ~」という、「保険やさんの営業トーク」を鵜呑みにしないこと。
「何となく安心の為だけに加入する」のだけは、絶対に避けないと。大事なお金で子供の為に学費を貯める為には、自分主導でお得に上手に学資保険に加入する必要がある。なにより、返戻率の高い(支払い額より戻ってくる額の方が多い)保険は何があるか?も調べておきたい。
【返戻率 例】
ソニー生命 学資保険スクエア 102.6~106.3%
富国生命 みらいのつばさ 104%
明治安田生命 つみたて学資 109% など
学資保険ランキング は、あの有名巨大比較サイト「価格.COM」のランキング。子供が勉強したいという時、いくらでも勉強できるお金を親として用意しておくために、ここでも、情報は簡単に集めることができるよ。
子供さんが生まれてから大学を卒業するまで 20年ほど。それは ほんと~に長い。今振り返って昔の写真に写った自分の顔を見れば、20年の時の流れを感じるもの(^_^;)。今の決断が20年後にかかってくるのなら、人の意見に流されず、いま、きっちり検討しておく必要があると思う。
学資保険を比較したい時は
「支払い保険料よりも戻ってくるお金」=「返戻金」が高い保険を探す時には、実際に保険相談窓口に行って相談してきた方が良いと思う。自分で調べて、何か間違った解釈で加入してしまい、元本割れになってしまったら辛すぎる。
保険の約款なんかは細かすぎるし、加入者が全部把握するなんて・・難しすぎる。
学資保険ランキング でみつけた保険の情報をいくつか持って、相談に行っても良いかもしれない。もしかしたら、その相談窓口で取り扱って居る保険は、また別の保険会社のものかもしれない。けれど、どうであれ、参考情報をたくさんもらって来ることができる。とにかく、貪欲に学資保険の情報を集めるのに越したことは無い。
私は民間医療保険に関しては、オタクの域で調べていて結構な回数、保険相談にも行っているので、保険相談おすすめ窓口一覧でも簡単にまとめているよ。
今は、無料保険相談と相談後のアンケートでギフトが貰える所もあるので、ちょっと相談してみるのはお得と思う。保険加入は前提ではないので、私も何度も相談に行ってきたもの。保険は意外と難しいでしょ。多額の保険料を払って安心~なんていう無駄遣いをするわけにはいかないから。相談に行って色々教えて貰わないとね。
子育てママの食育&学資教育資金 無料オンラインセミナー
子育てママの為の 食事による子供の体づくり「食育」入門編
学資教育資金のマネー教室
なんと2本立てで無料のオンラインセミナーが 月に2回開催されているよ。
オンライン開催なので自宅で受講可能だし、無料ならばこれは参加しない理由は無いんじゃないかと思う。情報は 今の時代は特に積極的に取りに行かないとね。情報弱者でいる訳にはいかないもの。
主催は「保険相談で人気のほけんガーデン」。
毎回満員御礼になっているので、申し込みは早めにした方が良いと思う。負けないで頑張ってね。