子供を 成功体質にする心理学って?他者の期待や言葉と成果の関係

子供を信じる心理学と言葉
 

期待された子供は伸びるし、期待されなかった子供は伸びる芽を摘まれる。それは教育心理学のピグマリオン効果と、ゴーレム効果と言われている。
 

教師が「この子は出来る子」と思って接していると、その子はどんどんと期待に応えた結果を出し=ピグマリオン効果。
 

教師が「この子はダメな子だなぁ~」と思って接していると、その子は何も結果も出せず、上手くいかなくなる=ゴーレム効果。
 

ピグマリオン効果は、1964年にアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱した心理効果で教師期待効果とも言われるよう。
 

人間だからね。
 

そりゃ、期待されれば嬉しいし、無視されたり、馬鹿にされたりするよりは、頑張ろうと思うのは当然でもあると思う。
 

親からの過剰な期待は、荷が重く逃げだしたくなったとしても、他者から期待されること自体は、嫌なものでは無いもんね。
 

期待される「程度の加減」って大きいのかもしれない。
 

自己達成予言とは?

思考は現実化すると言われるけれど、心理学でも「自己達成予言」というのがある。
 

自分が発した言葉や、自分が信じている事、思って居ることが、その後の行動を左右していくので、結果としてその通りになる、という事。
 

だから、良い言葉を使えば、自分の思うとおりの未来が作れる。自分の予言を達成できるというのだ。
 

そういえば、道端ジェシカも、子供の頃から「モデルになる」「モデルになるのが当たり前」だと思って居たと、どこだかの番組で言って居た。
 

有名なサッカー選手だって、誰だって、大きな成果を出して居る人は必ず、子供の頃から「それしか考えていなかった」という言葉を発するのを良く聞く。
 

私の近所のお子さんも、小学生の頃から「東大に行く」と言ってたら、結果、ほぼ東大と同レベルの国立大に行った。
 

あれも自己達成予言だと思う。
 

人は、自分の考えを信じて疑わないし、一日に心の中の呟きを含めて5~6万回会話をしているというから。
 

毎日毎日頭の中で5~6万回繰り返して居たら、そりゃ潜在意識は目標に向かって歩きだすよね。だから、それを利用しない手は無い!
 

子供を 成功体質にする心理学 まとめ

親としては、過剰な期待をかけず、その期待がピグマリオン効果となるような言葉かけをしたい。
 

そして、子供が良い言葉を使うことを習慣化させるためにも、良い方向へ、希望通りの方向へ、成功する方向へ繋がるように、自己達成予言の手助けとなる言葉を、親として投げかけたい。
 

だから決して「ダメだな~そんなことしたら上手くいかないよ」みたいな言葉を使わず、「こうしたら上手く行くかもね☆」というような、上手く行く未来を脳に想像させ、覚え込ませる必要がある。
 

うちの子はね、大学受験期に受験うつになってしまったけど、当時、言葉かけだけは間違えないように未来に繋がる言葉や質問を投げかけてきた。
 

だから回復も早かったし、受験うつになっても、2月の連日の入試を乗り切れた。
 

志望校には合格できなかったけど、本人は「いい経験が出来たし、あれで人生観変わったし、今は、これで良かったと思ってる。満足してる!」と言う。
 

人生いい時ばかりじゃない。勿論、思うように行かない事だってある。
 

悪い時も、言葉が助けてくれるし、言葉が未来を作ってくれるんだ。
 

教育論の最新記事4件