勉強時間と学力。比例しない時期もある!子供が幼いうちにしておきたい事

勉強時間と学力差

子供の勉強時間と学力は、比例すると思われがち。でも実はそこには、ちょっとしたトリックがある。
 

私の周りのお子さんで、有名国立大学に行ったお子さんは、勉強が好きだった。だから子供時代からよ~く勉強していた。中学に入ると、毎日7時間は勉強していたという噂。
 

何をするにも完璧にこなしたいタイプなようで、文字一つでも丁寧に丁寧に書き、どの教科の勉強も良く出来た。

 

学力差が付く勉強時期とは?

テレビで東進ゼミナールの林先生が言って居た。
 

「中学時代はよく勉強したけれど、大学受験前は殆ど勉強しなかった。だってそれまでに勉強を終えていたから。」
 

林先生は続けた。
 

「中学時代までに猛烈に勉強すると、その後は楽なんです」
 

その言葉を聞いた時、やけに納得したもんだった。
 

中学までに基礎を固めたり、勉強に興味を持った子が伸びるのか、もしくは頭の良い子は中学位までで、殆ど勉強を終えてしまうのかは良く分からないけど、
 

中学まで勉強しなかった子は、その後、伸びづらい。そこから挽回するには、人一倍の努力が必要になる。そう見えた。
 

もちろん挽回する子は多々いるよ。
 

でも、そういう子は、それなりの信念があって、絶対に合格してやるんだ!っていう固い意思が必要に見えた。だから、受験勉強の為に犠牲にするものも多々あったりする。
 

反対に、中学までに、真面目に勉強していた子は、そんなに苦労すること無く、大学受験もスルスルとこなしていく。
 

某東京大学合格者を多数輩出する高校も、センター試験直前のラグビー全国大会に出場していた。下の子の項高校同級生たちでも、東大現役で合格した子も、国立医学部に現役合格した子も、部活は最後までやり抜いた。そういう話は良く聞く。
 

部活動もたっぷり全てこなして、日本トップの国立大学に合格していく訳だから、驚きだ。けど、きっと、そこに至るまでにコツコツと勉強してきたんだよね。
 

学力と勉強時間は比例するのか?

結果、思うに、東進の林先生が言うように、中学時代迄は勉強時間がとても大事で、それ以降になると、勉強時間と学力の伸びとはあまり関係がなくなってくるのかもしれない。
 

どこかのデータで見たけれど、東大合格者の受験前勉強時間は、10時間の人もいれば、1時間の人もいた。
 

何時間であろうと、合格するのは凄い事だし、誰にでも出来る事ではないから、時間は関係ないけれど、中学までに猛烈に勉強しておけば、その後の大学受験が楽になるのなら・・
 

親としては、出来れば子供のうちは、勉強時間はしっかりと取らせたいものだと思う。だれも勉強しないで学力が付くわけはないのだから、どこかで頑張らなくちゃいけないもんね。
 

まとめ

ここまでは一流国立大学に入った子の話だ。
 

私立の有名大学に行ったお子さん達は、取り立てて長時間の勉強をしていたという話は、実は聞かない。うちの子も同じく、あんまり家で勉強をして居た記憶が無い。
 

は、私立大学なんかは、受験科目が少ないので、いつからだって追い付ける。得意科目さえ尖って出来れば、それで結構なんとかなる。
 

留学なんか経験していたら、それだけで帰国子女枠で受かったりするし、英語の得点だけで簡単に合格出来たりする。だから、
 

・国立大学志望の場合は、中学までに勉強時間をたっぷりとる。
・私立大学志望の場合は、理系なら、とにかく数学と理科を大得意にする。
・私立大学文系なら、論文とか英語とか、歴史とかに特化して得意にしておく。

 

子供の頃からの勉強の仕方・接し方・選び方が、その後の学力や大学進路に影響を及ぼすと思う。

 

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