親の経済力が、学力格差やスポーツ格差を生む!なんて事も言われているけれど、何でもかんでも「親の経済力」で片付けてしまっていいんかな・・?とこの間も記事に書いた。
経済格差ですべてが決まったら、個性も何もあったもんじゃない。他に原因があるだろうと、常々思って居たら、やっぱり私と同じ事を言っている方の記事を見つけた。
学力格差は経済格差じゃない
塾の塾長さんのブログだったんだけどね。学力格差は経済格差じゃなくって、文化資本格差と友達格差と。
小学生までの学力は、家庭内の文化的格差によって左右される。例えば、「読書好きの親を持つ子どもは、本が好きになりやすい」とか、「親が医者だと子どもも医者になる確率が高い」とか、「茶道やお花の先生をしている親の子は、礼儀作法が身についている」みたいな話をよく聞くと思う。これらは家庭内の文化資本によるものだ。
学力格差は経済格差のせいではなく、文化資本格差と友達格差が原因より引用
私も同じく、経済格差では無くて、親の考え方や姿勢が子供の学力に影響していると思うって書いていた。上記の先生の「資本」の部分は「精神論メイン」で書いてるけど。
結局、何でもやってみよう!とか、やってみれば出来るようになる!って信じられる子が、勉強もスポーツも出来るようになるんじゃないかな・・。
もしそうだとしたら、先の記事の富裕層のお子さん達が、何で都会に住みながらも、運動能力が高かったかというと、親が成功している姿を見て、自分も何でも出来る筈!って信じることが出来たんじゃないかと・・。
人は人を見た時に、それが自分の脳に写る。 上手に出来る人を見ると、できる自分が脳に映し出されて同じ様に出来るようになる。
出来ない人を見ると、出来ない自分も想像されてしまい、結局出来なくなってしまう。
そういうミラーニューロンという「見て真似る働き」がある。
結果、ある特定の地域で学力や運動能力が高いという結果が出るのは、親や友達を見て真似るミラーニューロンの働きの為なんじゃないかなあ?
当サイト内:運動神経の良い子は学力も高い?世のデータと母が見た実際 より
学力格差が生まれる原因
先の塾長さんの記事には、友達格差についても書いてあった。
ところで、なぜ進学校は受験に強いのか。学校のカリキュラムが受験仕様になっているから、もともとできる子だけしか入学していないから、という理由ももちろんある。しかしそれ以上に、「勉強するのが当たり前の雰囲気に身を置いているから」に他ならない。
学力格差は経済格差のせいではなく、文化資本格差と友達格差が原因より引用
その「友達格差」について、私もやっぱり同じ事書いてる。
だから自然と無理なく我が子も、引っ張っていってもらえたと思う。周りの皆が頭が良かったから、親も子も影響を受けた。
中学時代に通って居た塾も、筑波大駒場とか、早稲田付属とか、そう言う所を狙って居るお子さんばかりの塾だった。
通い始めた頃は、我が子の学力は低かったですよ。でも周りが勉強しているから、自然と勉強するのが当たり前になって、決して精神的に無理なく日々過ごせた。
友達と勉強するのは苦じゃなかったみたいで。そうこうしているうちに、気付けば学力が上がっていた。
当サイト内:学力ある友達は我が子の学力も上げる!学力の高い子の輪に入れよう! より
教育の基本はお金じゃない
先の塾長さんの記事では こう続く
逆に、どれだけお金に裕福な家庭でも、本の代わりにゲームや最新式のスマホをポンと与えたり、図書館や博物館に連れて行く代わりに夜遅くまで居酒屋やカラオケに連れ回したりしていると、子どもの学力が低下する要因になってしまうのは誰でも分かるだろう。つまり学力格差は親の経済格差のせいじゃない。お金のあるなしではなく、文化資本のあるなしで学力の格差は生まれている。
学力格差は経済格差のせいではなく、文化資本格差と友達格差が原因より引用
お金のかけ方に関しては、私の知り合いによる、【知り合い曰く「情操教育」】について何かおかしい!と思ったことがある。その事は下記の記事でも書いていた。
メダカを育てる観察日記を付けなければいけないからと、一生懸命、親がその準備をして、子供に無理矢理日記を付けさせたところで、生き物に対する愛情なんて育ちやしない。親がメダカを可愛がっていなきゃ、一番大切な部分が欠けてしまう。
そういう教育熱心なお宅のお子さんが、我が家のメダカの水槽に手を入れて追いかけまわし、爪でメダカをひっかいてしまい、我が家のメダカが血だらけになったのは、辛い想い出。我が子がショックを受けていた顔も忘れられない。
教育の意味が違うと思った。
当サイト内:賢い子に育てる幼稚園に通った子供たち 10年後20年後は? より
お金があると、(塾じゃない所にお金をかけることは問題外としても)とりあえず塾入れておけば大丈夫などと、お金に頼って親が満足しちゃうことって多々あるみたいだ。
習い事を沢山習わせて「子供?何やってるか分からないの~」って親御さんのお子さんは、大概、塾に行って、遊んでしまって、何もやらない。
けれど家に帰ってくると、「頑張ってきました~(゚д゚)(。_。)ウン」感を出す・・
子どもだって、そんなに親の言うとおりに頑張り続けることはキツイだろう。だから、悪気がある訳じゃなく、子どもらしいっちゃ、子どもらしい訳で。
ただ、そういう教育を続けるとね、中学生くらいになった時、ひずみは来るよね。親がお金をかけて解決しようとすると、子どもの大変さが分からなくなる可能性がある。
だからお金を使って子供に勉強させようとするより、親も一緒になって頑張った方が、子供の気持ちを理解してもあげられるしね。
何でもかんでも世の中、経済格差のせいだって言うけど、お金をかければ子供が伸びるって訳じゃないよぉ。
っと・・我が家がお金ないから、強がってるだけなのかな?(^_^;)
子供の学力を伸ばすための対策
結局、子どもを伸ばすためには、お金じゃなくて、親の自分がどういう風に生きて、勉強するかなんじゃないかと思う。
そして、お金をかけるべきなのは、学力を上げるためじゃなく、良い教育を受けられる環境に連れて行ってあげる事だと思う。
お金をかけて何を教えるか?よりも、同じお金をかけるのなら、誰と出逢わせるか?の方が、う~んとう~んと大事!
高校の先生も言ってた↓
「良い大学に行きなさい。出会う人が変わってくるから」
塾の先生も言ってた↓
「良い高校に行きなさい。良い仲間が出来るから」
よく「自分が変わらなければ周りは変わら無いよ。どこに行ったって同じだよ」なんて事も言われるけれど、いや、違うんじゃないかと思う。
場所が変われば、出会う人は変わるし、人生は変わる。
教育遊牧民だって良いと思う
この3月、同じマンションの中学受験をしたお子さんが、4月から通う学校のそばへと引っ越していった。
子どもが伸びる為には、お金をかけて教育するよりも、お金がかかってでも良い環境を探し求め、移動していく事だと思う。良い仲間を探すためには、教育の遊牧民になることだって必要だ。その位、環境は大事だ。