我が子の近所に、地域で評判の「手に負えない子供さん」がいた。手に負えないと言っても、色々なタイプのお子さんが居ると思うけど、
好奇心が強すぎるのか、親の言う事を聞かないタイプ
そんなお子さんが二人いたけれど、結論を先に言うと、その後、好青年になった♪
ついでに、私の甥っ子も、もうすごく手のかかる困った子供だったけど、高校生になった今、別人だ(笑)
親の接し方は子供の脳を変える
近所のお子さんは、幼児の頃、とにかく手あたり次第、その辺の物は投げるし、お友達を叩くし、人の物は取るし・・
お友達が怖がって離れてしまうようなタイプだった。近所のママさん達も「あそこの家は大変よね~」と同情したくらい。
でもそんな時、ママさんはいつも子供さんを優しく抱きかかえて、「大丈夫大丈夫~。なんたらかんたら~」と穏やかに接していた。
私なんかは、それを見て、凄いな~。ママさん偉いな~。って思って居たけれど、
やっぱり成長と共に、お子さんは穏やかな男の子になった。あのママさんの子供さんへの対応が、お子さんの脳を穏やかにしたんだと思う。
もう一人の近所のお子さんは、小学校時代、学校からの帰り道には拾ったライターで草木に火を付けるし、
人を傷つけるようなゲームでばかり遊んでいるし、この子は、ちょっと危ないかな・・と見ていた。
でもその親御さんは、何に対しても誠実な対応をする人でね。穏やかでね。親御さんとお子さんのギャップが凄かった。
で、その子がどうなったかというと。
高校生の頃には、野球に励み、顔だちも凛々しくてね、挨拶もしっかりできて。どこから誰が見ても正統派の青年になってた。
ついでに私の甥っ子も、もう落ち着きがなくて、人の話を聞かなくて、悪さばかりするし、もう面倒見きれないよ!って私なんか思ってたけど、
おばあちゃん、お爺ちゃんと一緒に暮らす三世代同居の家庭の中で、家族に見守られながら愛情たっぷり育っていった。
そして高校生になった今、敬語は使うし、話し方も穏やかだし、我が儘言わないし、あんた誰?ってくらい、まともな青年になった。
子供って、親が温かく見守り育てていれば、脳はちゃんと、正しい事を見極める力を持って歩み始めるんじゃないかと。
例え子供の頃、ものすごく荒れ狂った、我儘な子であっても、そのまま成長していくわけでは無いんだよね。
例え時間がかかったとしても、親の育て方・存在は、しっかりとその子の成長の中でその姿が刻み込まれるんだよね。きっと。
いい子に育てる方法
親は何とか いい子に育てたいと思うものだけれど、そんな方法なんか ないんだと思う。
子供って、親自身の生き様や、優しさや、愛情を見抜く力に長けている。
だから何か、言い聞かせようとか、理解させようとか、やらせようとか、そういう「~させよう」は、きっと通じない。
どこかでバレちゃう(・_・;)
いい子に育てる方法ってのは、ただただ、親が誠実に、真面目に、愛情を持って
過剰な期待を押し付けず、その子らしさを認めてあげる日々を過ごす。
それだけなんじゃないかと。
そのうち、気付けば、子供は自然と正しい道を探して、勝手に立派な大通りを歩いているんだと思う。
親も子供も頑張らなくていい。ありのまま、自分らしく生きていればいい。
そう思うんだよね。