気付けば、うちの下の子はマイナス思考になっていた。
多分、頑張る真面目タイプの子だったけど、自分が思う様には周りからの評価もされず、不満も募り、自分に満足できなくなっていったんだと思う。
子供時代はね、ものすごく元気いっぱいだったのに、小学生や中学生 思春期になると悩み事は普通にして居るだけでも増えるもんね。
小さい頃大人しかったのに、成長と共に元気になる子がいる反面、小さい頃元気だったのに、大きくなると大人しくなる子は良く見る。
我が子は後者だった。
小学生・中学生のマイナス思考の作られ方
マイナス思考は、自然と潜在意識に刷り込まれたものなんだけれど、いつ刷り込まれるかっていうと、子供が寝る前と言われている。
寝る前って、潜在意識と顕在意識が交錯する時間だから、この時間に考えている事が自然と脳に刷り込まれていくらしい。
朝起きた時も、同じく潜在意識と顕在意識が交錯する時間。よく、起きた時に、「あっ!あれやんなきゃいけなかったんだ!」なんて、ふと大切な事を思いだしたりするけど、あれも潜在意識に入っていた記憶を思いだしたものだ。
で、そんな潜在意識と顕在意識が交錯する まどろみの時間に、子供は気付けばマイナスな事ばかりを思いだしてしまうらしい。
マイナスの事ばかりを頭の中で繰り返していると、そのうちに「運が悪い症候群」になってしまう。
子供をプラス思考に改善させる方法
だから夜寝る前には、子供にマイナスな事を思いださせないようにしたほうがいい。その代わりに、成功した事、上手く行った事などなどを思いださせる。
出来れば子供に「上手く行った事」をメモさせるのも良いけれど、もし無理ならば、聞きだしたことを、親が変わりにメモっておいてもいいと思う。
そうやって、「小さな成功リスト」みたいなもんを作って増やしていく。
小さな成功体験リストでマイナス思考を克服する活用法
どうしても誰だって、「何をやったって上手くいかない」と落ち込むことはある。
そんな時に、「小さな成功リスト」の登場♪
こんな成果を出したじゃない!
こんな立派な事をしたじゃない!
こんなふうに解決したじゃない!
こんなふうに・・
こんなふうに・・
と今までの成功を思いださせてあげる事。それが、プラス思考に転換させるのに、とっても大切な事だ。
実際は、人生はマイナスな事ばかりじゃなくて、良い事だって沢山ある。
けれどついつい、マイナス思考になって居る時には、悪い事ばかりに照準を合わせて、脳が悩んで考えてストレスを溜めまくってしまうでしょ。
だから、「成功リスト」で方向転換!
上手く行った事を思いだせるだけ思いださせてあげると「あれ?そうだった。いい事も沢山あったっけ」とストレスも緩み始めるし、物事の見方が少しずつ変わってくる。
悪い事と感じた事があった時も、その後、そのお蔭で次が上手くいった、とか、悪いと思って居た経験が、のちのちの成功に繋がっていた、そんなことにも気付きだす。
だから、子供をプラス思考に育てたいと思ったら、「成功リスト」を作ってあげて、マイナス思考に陥った時に、今までの人生で上手く行った事を思いださせてあげる事だと思う。
そうすると少しずつ、マイナス思考は改善されていく。
マイナス思考を克服する
うちの下の子がね、ものすごくマイナス思考だったからこそ、いま、言える。
上手く行った事を思いだし続けるだけで、失敗がのちの成功を導いたことに気付き続けるだけで、どんどん子供はプラス思考になっていく。
中学時代、日々の口癖が「運が悪い」だった子供が、大学受験直前に受験うつになった時、私は、その前から成功哲学の勉強をしていて、コーチングの資格を持って居た。
家に籠るようになった子供に「これは丁度良いタイミング」と、毎日子供にプラス思考になるトレーニングをしてみた。「成功リスト」はその中の一つだ。
結果、あれだけマイナス思考だった子供の今の口癖はというと・・
「おれ、運がいいからさ~」
やっとこさ、マイナス思考は克服されたようだ。
マイナス思考も大切
とはいえ、人生上手く行く為には、ただ単にプラス思考であるよりも、マイナスの部分をしっかりと把握したうえで、プラスになる思考・行動を取っていく事が大切と言われている。
だからマイナス思考である事は、決して悪い事ばかりじゃない。それに本気になれば、意外とマイナス思考からの脱却も早いから大丈夫。
ただね、自分がストレスで苦しい時にも「成功リスト」を作っておくと、すご~く使えるはずだよ。